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2019年8月 4日 (日)

批判心理学の新ジャーナル

 批判心理学に関する研究を発表するフォーラムとして,新しい学術雑誌が創刊されました.
 そのタイトルは「アライ(Awry):批判心理学ジャーナル」です.
 
 Awryは「斜めに」といった意味の英単語です.

 疑いの余地のない「科学的事実」とみなされている既存の心理学知識を,別の視角から「斜めに」見て再検討する,といった含意が読み取れます.
 (ジジェクの「斜めから見る:大衆文化を通してラカン理論へ (Looking Awry: An introduction to Jacques Lacan through popular culture(1991)からこのタイトルの示唆を得た,と新雑誌の編集者に伺いました.ただし,批判心理学ジャーナルは特にラカン派精神分析とかかわりはない,とのことです.)

 新雑誌は査読付きジャーナルです.
 論文を掲載するために著者が「論文処理費」を支払う必要はありません.論文を読むのも無料です.本当の意味でオープン・アクセスジャーナルといえます.

 年に2回,刊行されオンラインで公開されます.

 心理学が産み出した理論やセラピー,専門用語や概念,研究方法や心理学教育,社会との関係など既存の心理学が直面している多くの主題が,このジャーナルを舞台として探究されるのでしょう.北米やヨーロッパやオセアニアだけでなく,ラテンアメリカやアフリカやアジアの研究者がきっと重要な寄与を為すのだろう,と期待しています.

 今,論文の投稿や特集の企画を募集しています.下のウェブサイトをご参照ください.

 Awry: Journal of Critical Psychology (AJCP)
  https://www.awryjcp.com/index.php/awry

 

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