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2019年9月10日 (火)

締切りが11月15日に延長されました:東アジア批判心理学会議

締切りが延長されました!
 東アジアと世界の批判心理学者の交流を目指して,「東アジア批判心理学会議」が和光大学で開催されます.東アジアの地で初めて開かれる批判心理学に関する国際学術会議です.
 発表の申し込みの締切りが11月15日まで,延長されました.まだ,間に合います!

東アジア批判心理学会議(The 2020 Critical Psychology Conference in East Asia
日時:2020年2月29日(土),3月1日(日)
会場:和光大学(東京都町田市)
発表申込の締切り:2019年11月15日(火)
使用言語:英語.原則としてシングル・セッションの口頭発表形式です
参加費:昼食等の実費
主催:(公社)日本心理学会 批判心理学研究会
共催:和光大学いとうたけひこ研究室
発表論文の刊行:本会議で発表される論文は査読を経てAnnual Review of Critical Psychology の特集号「Critical Psychologies from East Asia(仮題)」に掲載されます.
※発表の申し込み方など詳細は下の公式ウェブサイトをご覧ください.
 https://2020criticalpsychologytokyo.jimdofree.com/


東アジアの心理学の共通性
 この学術会議は東アジアと世界各地の批判心理学者が集う初めての国際会議です.
  
 東アジアの心理学者は,漢字や仏教や儒教などの文化的資源を共有しています.このため心理学的活動の背景となる価値観や研究対象を捉えるカテゴリーや概念にも共通性が見られます.
 また,東アジアの心理学者は長い歴史的経験を共有しています.特に近代以降には,19世紀の最後の四半世紀から西洋心理学を導入して始まった日本の心理学が,植民地主義政策の下で東アジアに普及しました.
 第2次大戦後には中国を除いて政治的,経済的,文化的にアメリカの影響が強まり,心理学の「アメリカ化」が進みました.
 現在,中国語圏の心理学では中国の影響力が高まり,アメリカ心理学(より広く西洋心理学)に代わるものとして「土着心理学」(中国語では「本土心理学」)が盛んになっています.


東アジアと世界の批判心理学のネットワークを!
 その一方,東アジアではまだ,批判心理学者のネットワークは築かれていません.イギリスや中欧と北欧,北アメリカ,ラテンアメリカ,南アフリカには既に各々の文脈で多様な活動を展開している批判心理学者の交流を促すためにネットワークが生まれ,新しい心理学実践を刺激しています.
 本会議が東アジアの批判心理学者どうしを,また東アジアの批判心理学者と世界の批判心理学者を繋ぐ一歩となります.

 東アジア批判心理学会議は日本と中国,香港,台湾,韓国,マカオの心理学者と批判心理学に関心を持つ様々な専門領域の研究者が集い,さらに南北アメリカやアジアやアフリカなどの批判心理学者を招いて,心理学が直面している課題とそれへの取り組みを討議します.

 この会議からきっと,現行の心理学が抱えている諸問題に取り組む新しい心理学実践(研究,心理臨床,教育,学会・学界活動,社会的活動など)が生まれてくることでしょう.
 関心をお持ちの方は是非,公式ウェブサイトをご覧ください.

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