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2020年10月

2020年10月24日 (土)

求む!革新的な質的心理学研究法:「心理学の研究法」誌の特集号

 「心理学の研究法(Methods in Psychology)」誌が特集「質的研究のイノベーション」の刊行を目指して,論文を募集しています.
 質的心理学者だけでなく,心理学に関心をもつ幅広い読者を対象として,この特集が企画されました.
 
 関心をおもちの方は下のサイトをご覧ください.投稿の締め切りが11月末まで延長されました.
 特集号に論文を刊行するために,掲載料はかかりません.
 Special Issue: Innovations in Qualitative Research
  https://www.journals.elsevier.com/methods-in-psychology/call-for-papers/special-issue-title-innovations-in-qualitative-research

 「心理学の研究法(Methods in Psychology)」誌は心理学の研究法やそれを支える理論,研究用のデータや資料の分析方法などの探究を通して,新しい心理学研究の発展を志向しています.

 同誌の中心を担うケリー・チェンバレン(Kerry Chamberlain)教授は,1990年代からマセイ大学(ニュージーランド)を拠点に批判健康心理学を構築してきました.
 昨年,創刊されたこのジャーナルも,心理学に変化をもたらそうとする活動の一環なのでしょう.
 陰ながら成功を祈っています.

 チェンバレン教授による下記の編著もおすすめです.
 健康心理学における質的研究や批判心理学的アプローチのテキストとして,世界各地で読み継がれてきました.
 Qualitative Health Psychology: Theories and Methods(Sage社)
 Health Psychology: A Critical Introduction(Cambridge University Press)









 

2020年10月18日 (日)

貧困と不平等の問題に取り組む研究者の公募:イギリスの例

 コロナ禍が私たちの日常生活に大きな影響を及ぼすようになってから,すでに半年以上がたちました.
 その影響は以前から日本社会の周縁で貧困や差別に苦しんできた,マイノリティや弱者の立場にある人たちにより過酷な現実を突きつけています.

 貧困や差別や格差に関する研究が今,日本心理学が取り組むべき課題ではないかとあらためて考えていたところ,イギリスから研究ポストを公募する知らせが届きました. 

 グラスゴー・カルドニアン大学の「スコットランド貧困と不平等研究ユニット」が,社会科学の立場から貧困と不平等の問題に取り組む研究者を公募しています.
 下記のウェブサイトをご覧ください.
  Scottish Poverty & Inequality Research Unit at Glasgow Caledonian University
  (https://www.gcu.ac.uk/gsbs/research/spiru/)

 1年の任期付きのポストですが,ここでの研究をへてさらにプロジェクトを発展させるべく制度設計されているようです.
 経済的貧困や社会的不平等について,心理学の立場から様々な切り口で研究を行えます.

 日本でもこうした研究への助成が今後,増えるといいですね.



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