行動分析学と社会の関係を問うシンポジウム:10月2日開催
日本行動分析学会第40回大会において,「行動分析学と社会」を主題として両者の関係を問うシンポジウムが開催されます.
欧米や日本など心理学化が進んだ社会では,心理学と社会の関係は心理学史研究者や科学史研究者の重要な研究主題になりました.
心理学が産出した専門用語や概念,心理検査,セラピーなどの「心理学的生産物」が様々な社会セクターで用いられ,日本社会で生きる人々の生活や主観性に浸透しています.心理学が私たちに与えている影響や作用を知り,心理学とうまく付き合うことが今日の日本社会に「適応」する条件のひとつになっているのです.
上記のシンポジウムでは心理学史に加えて理論心理学,批判心理学の視点から行動分析学者とともに,今日の日本社会における行動分析学と社会の関係を討議します.
10月2日の午前9時,開始です.
大会実行委員会企画シンポジウム
「行動分析学と社会:社会と日常生活の心理学化が進行する時代をどう考えるか」
企画者:五十嵐靖博(山野美容芸術短期大学)・麦島剛(福岡県立大学)・吉野俊彦(神戸親和女子大学)
話題提供1:五十嵐靖博(山野美容芸術短期大学) 【理論心理学からみた行動分析学と社会】
話題提供2:森山哲美(常磐大学) 【行動分析学と社会の溝はどうしたら埋められるか?】
話題提供3:三田地真実(星槎大学) 【行動分析学を社会に広めるための三層モデルの提案】
指定討論:吉野俊彦(神戸親和女子大学)
司会:麦島剛(福岡県立大学)
シンポジウムは北九州市のJR小倉駅にほど近い,西日本総合展示場新館/アジア太平洋インポートマート(AIM)にて開催されます.インターネットによるライブ配信は行われませんが,大会への参加申し込みを行った方は後日,シンポジウムの動画を視聴できます.
詳細は日本行動分析学会第40回大会のウェブサイトをご参照ください.
https://j-aba.jp/meeting/2022/index.html
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